台風15号で鴨川市が停電して5日目でついに復旧したので起きたこととか

どうも、セイタです。

今回の台風15号の影響で93万件以上の停電被害があり、一部では断水もありました。

私はだいぶ恵まれていたため断水はありませんでしたが、今でも断水している地域があるようです。

東京電力ホールディングス　株式会社さんのツイートを見てみると、まだ18万件以上停電していることもわかります。

 

 今回は、台風がきてから私の家が停電を復旧するまでの5日間の体験を書き記します。

よろしければ、鴨川市の災害支援をお願い致します。

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台風が来て停電する

台風が酷かったのは9月9日の深夜でした。

私はTwitterをしたり配信をしたりしながら過ごしてました。

途中、偏頭痛で頭が痛くなり、布団に入ってからもしばらくTwitterをしながらゲームをしていて、その間何回も停電したりついたりを繰り返してました。

「まあ明日起きるころには直ってるだろう」

と思い眠くなって寝ました。

台風が過ぎても停電している

朝起きるととても暑かったです。

ふとエアコンの方を見ると止まっている。

「そういえば停電して止まったんだ」

と思い電源を入れるがつかない。

スマホを見ると9:15頃で、充電されていないことに気づき、まだ停電していることに気づきました。

とにかく暑いので飲み物を買いに行こうと思い外に出て自販機に行くと、停電で使えませんでした。

流石にこれはまずいなと思いつつ、まあそれでも今日中には電気がつくだろうと思い我慢をすることにして家に帰ると、友人からLINE。

「スーパーの近くの電柱が倒れてる」

送付されてきた画像がこちら。

 なんかまだ現実味がなく、まあダイエットだと思って我慢するかなあと思い友人とLINEをしながら夜まで過ごしました。

一部が復旧したと聞きご飯を食べに歩く

友人からのLINE。

「イオンの近くが復旧したらしい」

それを見て私は、

「おなかが空いたしイオン近隣のファミレスにでもいくか」

そう思って自宅から鴨川駅周辺まで5km程歩くことにしました。

道中にある木から落ちた葉っぱや木の枝でとても足場が悪かったです。

サンダルで外に出たことを後悔しました。

途中、1kmくらい歩いたところに通電している自販機を見つけました。

ほぼ1日ぶりの水分で、自販機が動いていることに感動しました。

更に歩くと、亀田総合病院の中にあるローソンが営業していました。

中身はほとんどありませんでしたが、ジュースとおでんを買って食べました。

少し食べたら余計おなかが空いてきたので引き続きファミレスを目指すことに。

深夜1時手前に鴨川に着く

ご飯を食べに鴨川にやってきたのにお店は軒並み0時にしまっていたようです。

24時間営業のデニーズを頼りにしていましたが閉まっていて愕然としつつ、

「まあ通電したからと言ってすぐに営業するわけないよなあ」

と今頃冷静になるのでした。

周辺を歩いていると、なんとカラオケが営業していました。

朝になるまでファミレスもイオンも開かないし、ここで過ごそうと思って入ることに。

結果的にカラオケで電源を得られて、ご飯も食べられました。

深夜3時までの営業だったので、ファミレスが開く7時までなにしてよう・・・と駅の方に行くと、セブンイレブンが営業していました。

 ここで飲み物を買い、近くのベンチで野宿しました。

 カラオケで充電していたおかげで、ネットで外房線が運転見合わせすることがわかりました。

朝までベンチに寝転がり(盗難の恐れがあったので寝れはしませんでしたが)、デニーズへ向かいました。

 がっつりお肉を食べれたのが嬉しかったです。

イオンで食料調達

前日に、イオンは営業していて食品がほとんど売り切れたとの情報を得ていたので、イオンが開く時間に食料を買いに行きました。

家には母と祖母もいるはずなので、家族分の水と食料を買い込み、バスが走っていないなら仕方ないからタクシーで帰ろうとすると、

「今タクシーはすべて出ていてしばらく待つことになる」

と言われたので1時間以上駅のホームで待っていると、バスが動き始めました。

なのでバスで帰ることに。

ガソリンスタンドの近くが渋滞

バスに乗り込み10分以上経過しましたが、前の車が動きません。

なにやら渋滞になっているようで、事故でもおきたのかと思いながらしばらく待っていると、ガソリンスタンドに並んでいる車がとても多いことに気づきました。

※後で知ったことですが、ガソリンスタンドは給油制限が行われており、ほとんどガソリンが補給できなかったそうです。

そこを抜けるとだいぶ車通りが少なくなり、無事家族に食料を持って帰還できました。

その後は水風呂に入り寝ました。

スマホの電波が入らなくなる

私の住んでいる地域がついにスマホ圏外になりました。

せっかくモバイルバッテリーを買ったのにこれはまずいなと思いつつ、しばらく外を歩くとかろうじて電波が拾えました。

なので、これからは時間を置きながら外に出て情報収集をすることに。

でも東京電力さんは10日に鴨川市は復旧すると言っていたし大丈夫だろうと思っていました。

実際にそうなることはありませんでしたが。

停電3日目

流石に電波を拾えないのはまずいだろうと思い、復旧したバスで鴨川まで来ました。

この日得られた情報は、復旧にはまだまだ時間がかかりそう、外房線はまだ動かないこと、明日学校やるよとのこと。

私には関係ない話でしたが、

「電車通学の人はどうやって学校に行けと言うんだろう、というか鴨川駅付近は停電復旧したかもしれないがまだ周りはしてないんだし、お風呂とか入れてない子がいじられたりしないかなあ、でも学校も生徒の無事な姿を見たいのかな、そもそも電話通じないのにどうやって連絡するんだ？」

などと学生時代をまともに過ごせなかった私は一人で心配になっていました。

その夜はデニーズで過ごしました。

食材が尽きてしまったらしく、ドリンクバーのみ注文可能でした。

あらかじめドリンクバーが入力されたレシートが用意されており手渡されました。

注文する前にレシートを渡されるなかなか不思議な体験でした。

朝になって、イオンに寄って食料を補給して帰りました。

停電4日目

いつまで停電が続くのかという不安に駆られつつ、まあこの地域はしばらく復旧しないだろうと思い食料を補給して帰ってきてから1日寝てました。

外にいる時にマンガをダウンロードしまくって、それを読んでずっと閉じこもっていました。

停電最終日

朝起きてさっそく外に出て電波を拾いにいきました。

得られた情報は、鴨川から東京行のバスが運行再開したこと、外房線が復旧したこと。

すごくテンションが上がりました。

「これで千葉の停電が復旧するまで東京に逃げてネカフェで過ごせるなあ」

と思い東京に行く準備をしていたら電機がつきました。

 キツかったこと

  • 電気が使えない(大前提)
  • 暖かいお風呂に入れないので水風呂
  • お腹すくし水分は余分に用意しておかないとすぐ無くなる
  • 自販機が使えないこと
  • 最寄りのコンビニまで徒歩40分くらいかかる
  • 車がないのでバスや電車が復旧するまで歩くしかなかったこと
  • 停電の影響で電波が手に入らないこと
  • 電池式モバイルバッテリーがすぐ充電切れること
  • いつ復旧するのかわからなかったこと

おわりに

今回の私の例ですが、非常に幸運な例です。

  • 復旧してる地域が徒歩5km程度の距離にあった
  • 停電2日目に電源を確保できたため常にネットで最新情報を得られた
  • 水、食料を得られることができた
  • 家は停電していたものの、断水はしていなかった

ほかの人を見ているともっと悲惨でした。

断水していたり、停電していたのでネットが使えずお店の営業情報や支援の情報を知る由もなかったり・・・。

あとはマナーの悪い人もちらほら見かけました。

  • 充電器を使えるところを占領してゲームをしている人
  • お風呂の無料開放にすでに電気が復旧している家庭だけどホテルでタダ風呂にありつこうとする人
  • ネットで東京電力さん等の必死に復旧作業をしてくださっている方たちに悪態をついている人

非常時でみなさん余裕がなかったんだろうな・・・とも思っています。

それでも、復旧作業をしてくださっている方たちに文句を言うのは違うかなと。

東北や北海道の方からわざわざ来てくださった方もいますし、自衛隊も出動してくださりました。

まだ復旧しきってはいないものの、この5日間で停電している家の数は5分の1まで減ったのです。

とてもありがたいことだなと思います。

最後に、もう一度だけ。

どうか災害支援をお願い致します。

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追伸

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